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| 『恐怖のヤッちゃん』 製作=東映=サンダンスー・カンパニー カラー/ワイド/90分/1987.07.04公開 同時上映『新宿純愛物語』 監督 那須博之 |
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「ヤクザが近所に越してきたら、という話。東映京都撮影所で始めてやるに当たって、行く前は日活の仲間から「怖いところだぞ」と脅かされたが、行ってみたら、みな映画屋気質で“撮影中はお祭りだ”という楽しい気分にしてもらった。後に土田由美はカメラマンの清水清太郎夫人となった。怖い顔の人を公募して出演してもらうにあたって、本職お断りとしていたのに、中にはホンモノが紛れ込んでいたらしくて‥ ‥」 |
【解 説】 ニッポン放送「三宅裕司のヤングパラダイス」で一般視聴者が投稿する“日常で不意にヤクザと遭遇した恐怖の体験談”「あなたも体験!恐怖のヤッちゃん」というコーナーがあった。この投稿集を映画にしようと、ニッポン放送と東映とが提携、サンダンスカンパニーが企画協力。当初は東京で撮影の予定だったが、京都で準備中のヤクザ映画大作が実際の抗争事件の影響で中止、東映の社内事情で「恐怖のヤッちゃん」はヤクザ映画の中心地、太秦の東映京都撮影所で制作されることに決定、監督は単身赴任することになった。 |
| 【ストーリー】 或る新興学園都市。気弱な井上鉄は、小山、田中らとオモチャの光線銃で子供と遊ぶ高校生。そんな平和な街にヌイグルミ劇団が突如やって来て、善良な市民は歓迎するが、街のコミュニティーセンターと貸借契約を結ぶやいなや、パンダなどの可愛いキグルミを脱ぎ捨て、ヤクザ軍団が正体を現し、センター内のCAテレビ局を占拠。ひよこが一匹1万円、たこ焼きが5千円と、次々理不尽なヤクザたちの「しのぎ」の餌食になる住民たち。一方、鉄は転校生の陣内くるみに一目惚れ、愛を告白すると「堅気の人と付き合ったことないんです」と言われた。なんと、くるみは陣内組組長の一人娘。鉄のアタマに「2代目襲名」の文字がガーンと落ちてくる。陣内組は「組員町民懇親旅行」を計画。鉄の担任、服部幸子先生を拉致して連れてゆくと、この先生はひとたび飲むと酒乱、ヤザ相手に啖呵を切り(渡辺典子が浴衣の片肌脱いで熱演)、あげくは鉄たちをヤクザ事務所の徒弟に出してしまう。鉄たちは正当派任侠道の悲惨な修行に苦しめられる。そこへ強大なヤクザ組織、任侠会が街にやって来る。実は陣内組は任侠会との抗争に敗れ、この街に流れてきた弱いヤクザだったのである。任侠会の跡目、坊ちゃんヤクザの橋場は、くるみを嫁に欲しいと迫り、くるみは「真珠をはめこんだ変態なんてイヤ」と鉄にすがる。鉄は覚悟を決めて光線銃片手に談判に行くと、これを本物の拳銃と勘違いした任侠会が大騒ぎ、陣内組との大抗争が始まった。テレビ局内でのドタバタ。はずみで橋場を負かしてしまう鉄。 |
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